Jリーグは、今季もコロナの影響を受けながらのシーズンとなる。

一部地域で緊急事態宣言が出ていることもあり、60人以上の外国人選手が来日できず、開幕には間に合わなかった。コロナ禍により、昨季J2への降格がなかったため、今季のJ1は、20クラブの大所帯。1クラブの試合数は、例年の34試合から38試合に増え、4チームが自動降格する厳しい戦いとなる。夏に東京五輪による約1カ月の中断を挟むため、過密日程をいかに乗り越えるかも順位に大きな影響を与えそうだ。

運営面でも模索は続く。リーグは会場の収容率に基づく観客数の設定を政府に求めているものの、開幕時点では、大規模イベントに5000人の入場制限が設けられている。また、緊急事態宣言区域内での試合を午後8時までに終了するよう、J1の3試合、ルヴァン杯4試合の開始時間が変更となった。昨季、コロナ禍による特別措置として取り入れられた「5人交代」、「飲水タイム」は今季も継続される。