女子の藤枝順心(静岡)が、5年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。帝京長岡(新潟、北信越)に1-0で完封勝ち。1年生FW久保田真生の先制ゴールが、決勝点となった。22日の決勝は神村学園(鹿児島、九州2位)と対する。
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藤枝順心が決勝の舞台に駒を進めた。先発したFW久保田が早々に試合を動かした。前半9分。ボールを奪うとエリア外から豪快に右足を振り抜いた。GKの頭上を抜いて、ゴールネットを揺らした。「GKの位置は見えていた。風にもうまく乗ってくれた」と笑顔。準々決勝の東海大福岡戦(1○0)に続いて決勝ゴール。中村翔監督(32)が「ラッキーガール」と呼ぶ1年生アタッカーが、値千金の一撃を決めた。
1回戦から3試合連続で、1-0の完封勝ち。得点差以上に、ゲーム内容の安定感が光る。素早い攻守の切り替えで優位に立ち、相手の狙いを封じる場面が目立つ。この日も高い位置から積極的にプレスに走り、自由なプレーを許さなかった。今春から指揮を執る指揮官は「攻守の切り替えの時間すらつくらない。準備ができていれば可能なこと」と話す。昨年度の全日本選手権に続く無失点優勝に王手をかけた。MF窓岩日菜主将(3年)は「良い守備から、良い攻撃ができている」と手応えを示した。
決勝で戦う神村学園とは、昨年1月の全日本選手権決勝で対戦。1-0で退けて頂点に立った。出身地・福井県での優勝を目指す窓岩は「順心の良さを出して、チーム一丸で日本一になる」と力を込めた。夏の女王の座まで残り1勝。この日敗退した男子の静岡学園の分まで、県勢のプライドをかけて戦う。【古地真隆】



