ヴィッセル神戸は2日、MF飯野七聖(26)が右腓腹筋(ひふくきん)肉離れで、全治約10~12週間の見込みと発表した。

腓腹筋とはふくらはぎの筋肉の一部。今季は残り4試合となり、11月5日に最終節を迎えるJ1リーグ戦の復帰は絶望とみられる。

飯野は9月25日、ノエビアスタジアム神戸で行われた一般公開練習での紅白戦で開始早々に負傷。担架で運び出され、吉田監督も当面の欠場を示唆していた。

アルビレックス新潟の下部組織出身の飯野は、国士舘大を経て、ザスパクサツ群馬(J3、J2)から21年にサガン鳥栖に移籍。

今年7月に神戸に加入し、登録後は全8試合に出場していたが、今回の負傷で10月1日のアビスパ福岡戦を欠場していた。主に右サイドバックを担い、推進力を生かした攻撃力が武器だった。J1通算は59試合1得点。

神戸にとっては大きな戦力ダウンになるが、福岡戦も制し、現在3連勝中で12位に浮上。一時はJ2降格の危機にあったが、J1残留へ大きく前進している。