19大会連続19度目出場の藤枝順心(東海1位)が、快勝で4強進出を決めた。初出場の高川学園(中国3位=山口)を6-1で一蹴。U-17日本代表のMF久保田真生(2年)が、先制点を含む2得点1アシストの活躍でチームを勝利に導いた。準決勝は5日にノエビアスタジアム神戸で行われ、作陽(中国1位=岡山)と対戦する。
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藤枝順心の久保田が目覚めた。0-0の前半21分、左サイドをドリブル突破。敵陣深くまで進入し、角度のない位置から右足で流し込んだ。「勝利が一番だけど、得点に絡めたことが自分の中で大きい」。技ありの一撃は、大会3試合目で生まれた待望の初得点。歓喜の中心で笑顔があふれた。
この1点でリズムに乗った。同34分、スルーパスに抜け出して2点目。「背後への抜けだしとスピードが持ち味」と良さを存分に発揮して追加点を奪うと、同38分にはスルーパスで3点目を演出した。勝負を決定づけた背番号「20」は、前半で“お役御免”。6発大勝をベンチで見届けた。
昨年10月、U-17日本代表として同ワールドカップ(W杯)インド大会で8強進出。久保田は2試合に先発し、1得点を記録した。「日の丸を背負って国歌を歌う。緊張感がすごかった。W杯を経験して、大舞台への気持ちのつくり方を学べた」。無得点で迎えたこの日も「絶対に活躍する」と強い決意でピッチへ。世界を相手に肌で感じた経験が、2得点1アシストにつながった。
前回大会は、準決勝で日ノ本学園(兵庫)に0-1で敗戦。久保田もシュート1本で無得点に終わった。雪辱に加え、今大会直前には日本代表でも共に戦ったFW辻沢亜唯(2年)が故障離脱。仲間の思いも背負う。久保田は「優勝を届けたい。去年の悔しさを晴らすためにも、次もいっぱい仕かけてゴールを決めたい」。生みの苦しみからは解放された。次もゴール前で輝く。【前田和哉】



