2年ぶり5度目の出場となった堀越(東京A)が今治東(愛媛)を破って、2回戦に進出した。
DF歴1年のセンターバック森奏(かなで=2年)が重苦しい空気を打破した。後半14分、前線に攻め上がるとセンタリングを待った。こぼれ球を拾うと、左手でうまく相手を抑えながら、右足を振り抜いて、ゴール左にねじ込んだ。「得点の嗅覚はまだ残っている」と元FWらしい動きで決勝点を挙げた。
DFにコンバートされたのは今年2月。FWとして結果も出ず、けがも続いた状況の中、森に声がかかった。DFの陣容が整わないチーム状況もあり、身体能力の高さを買われてバックラインに主戦場を移した。転向直後は、「何をしたらいいのか分からない」と大苦戦。DF初挑戦ということもあり、どのような声かけが求められているのかすら一から勉強という状態だった。
それでも、U-16国体選抜の選考会に参加。合格とはならなかったが、世代別代表経験者も参加するハイレベルな環境で実力者たちからプレーを盗んで吸収。一気にチームに欠かせない存在となった。
チームの目標は、20年度の8強超えの4強以上。「堀越史上最高の成績を残す。優勝も狙っている」と力強い。DFのやり方も知らなかった2年生が攻守にわたって大舞台で存在感を示している。【村山玄】



