サンフレッチェ広島のFW加藤陸次樹(むつき、26)が、昨夏にセレッソ大阪から完全移籍後、初めて古巣の本拠地ヨドコウ桜スタジアムでプレーした。
2試合ぶりに先発し、左足を痛めた影響で後半36分に交代。自身の今季2点目は生まれずに、ドローに終わった。
「久しぶりに(ヨドコウで)プレーできて、すごく楽しかった。欲を言えば勝ちたかった。前半は広島のやりたいサッカーをやれて、C大阪にほとんど何もさせなかった。後半は逆に、C大阪にやらせてしまった印象」
以前は、古巣サポーターから拍手かブーイングを受けるか「分からない」と答えていた。
迎えたこの日、試合直前に先発選手の加藤が場内アナウンスされた際、C大阪側からはブーイングと拍手が混じり、微妙な空気が流れた。だが、試合後はほぼ拍手で労をねぎらわれた。
「(ブーイングは)全然分からなかったです。聞いてなかった」
かつての恩師、C大阪小菊昭雄監督(48)からも声をかけられた。
「(痛めた)足は大丈夫か? 頑張れと言われたので、頑張りますと答えました」
広島ユース育ちの加藤は、ユースからプロには昇格できず、中大、当時J2のツエーゲン金沢を経て、21年にC大阪へ移籍。
C大阪での約2年半の在籍で、J1通算16得点を挙げ、広島が引き抜く形で途中移籍していた。そのため、サポーターの反応はさまざまだったとみられる。
昨年10月のホームでの古巣との初対戦は0-0で引き分け。今回が2度目の対決だった。
連勝を逃した広島は、通算5勝8分け2敗の勝ち点23とし、前節9位から8位へと浮上した。



