今季限りで現役を引退するプロ19年目、セレッソ大阪の主将DF山下達也(37)が後半42分から出場し、J1通算150試合に到達。試合後の引退セレモニーでは家族の前で涙を流した。

「ほんまに僕みたいな選手に、あれだけのサポーターが23を用意してくれた。感動的だった」

試合前はサポーター席で、山下の背番号23が掲げられていた。試合後はかつての仲間、FW柿谷曜一朗(34=今季限りでJ2徳島ヴォルティスを退団)らが、サプライズで花束を贈ってくれた。

この日のベンチ入りは7月6日東京ヴェルディ戦以来で、出場は6月15日浦和レッズ戦以来今季4試合目。ふくらはぎ痛を抱えながら、何とかホーム最終戦に間に合わせた。

リードしている展開での途中出場が理想だったが、敗色濃厚の0-2のスコアでの出番だった。

「正直、ふくらはぎが限界だった。どうなってもいいとプレーしたが、ヘディングをもっとしたかった。イエローカードはもらうつもりはなかったけど(闘う)気持ちを見せられたことはよかった」

来季からクラブのスクールコーチに就任する可能性が高く、37歳は「このチームがリーグ優勝するために何が必要か、しっかり勉強し、ここからのセカンドキャリアを歩んでいきたい」と決意を新たにした。

森島寛晃社長(52)も「クラブで指導者としての経験を積み、大きな力になってくれると思います」。

今季限りで退団する小菊昭雄監督(49)は、スカウト時代に山下を入団させた恩師。「最大限のリスペクトを持ってプレーしてもらった。私も助けられ、チームを引っ張ってくれた。これからは違う形で引っ張っていってくれる。(退団する)私の思いも託したい」とエールを送っていた。

◆山下達也(やました・たつや)1987年(昭62)11月7日、兵庫・明石市生まれ。御影工から06年に1学年下のMF香川真司らとC大阪入り。11年札幌に完全移籍し、12年にC大阪復帰。19年途中から柏に完全移籍し、22年にC大阪復帰。14年に日本代表候補にも入った。空中戦と対人プレーが得意なセンターバックで、J1通算150試合7得点。182センチ、77キロ。

【J1スコア速報】はこちら>>