Jリーグは10日、ワールドカップ(W杯)イヤーのシーズン移行が始まる26-27年開幕に向け、日本サッカー協会(JFA)との過去最大規模の共同プロモーション実施を発表した。

W杯を戦う日本代表戦士はJリーグを経て世界へ飛び出している。その原点を踏まえての「街の誇りを、世界へ。」をコンセプトに、Jリーグと日本代表のつながりを改めて発信。日本サッカー全体の盛り上がりを創出していくことを目的としている。

その第1弾の施策として「街の誇りを、世界へ。」という交通広告の全国展開。日本代表各選手のアカデミー時代、Jリーグ時代、日本代表として活躍する現在までの軌跡を1つのビジュアルで表現し、「日本代表はJリーグから続く物語である」というメッセージを発信している。

インタビュー協力選手には堂安律、谷口彰悟、上田綺世、中村敬斗、鈴木唯人、渡辺剛が名を連ね、特別大会「百年構想リーグ」が閉幕した6月7日からYouTubeで短編動画を配信している。

動画の反響は大きく、JリーグのXアカウントからの投稿は既に477・9万ものインプレッションを数え、JFAでも104・1万インプレッションと伸びている。

Jリーグ執行役員の鈴木章吾事業マーケティング本部長は今回のタッグについて「おそらく初めての取り組み。新シーズンの大きな追い風にさせていただきたい。新しい開幕の認知向上、関心を最大化させたい」と期待を膨らませた。

JリーグとJFAはそれぞれにスポンサーやステークホルダーがおり、権利や権益面で双方を侵害しかねない部分もある。そのため一致団結するのは簡単ではなかったという。ただ日本サッカー全体を盛り上げるという命題に向け、世間の関心が最も高いこのタイミングでの共同プロジェクト発表となった。

なお鈴木本部長によると、今年2月時点でシーズン移行に伴う26-27年シーズン開幕時期(8月)の認知度は14%ほどと低い。従来の2月開幕の認知度が40%ほどとデータが出ているため、新たに生まれ変わろうとするJリーグを世間に広めるためにも、今回の共同プロモーションは「最高の景色を」目指すW杯日本代表の活躍も待たれるところだ。