ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド(33)がレアル・マドリードからユベントスへ移籍した背景を、12日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。

 ユベントス幹部のマロッタ氏の話によると、ロナウド獲得はDFカンセロの移籍交渉でトリノへやって来たメンデス代理人との話し合いの中から生まれたものだという。ロナウドは既に1月の時点でレアルとの関係にひびが入りかけており、欧州CL決勝の後にユベントスに対する思いを口にするなど伏線があった。

 16日にロナウドはトリノに来てメディカルチェックを受け、新しくできたトレーニングセンターを訪れてチームメートたちにあいさつをし、アリアンツスタジアムで入団会見、そしてサポーターたちへのお披露目となる。アリアンツスタジアムが1選手のために開かれるのは初めてのこと。

 アレグリ監督は「ロナウドはこれまで私が指揮してきた選手の中でおそらく最強の選手だ。我々にとって非常に重要な選手になるだろう。クラブはユベントスだけでなくイタリアのサッカーにとって素晴らしいことをした」と話した。また、「ロナウドが来ると思っていたからレアルのオファーを断ったのか?」という質問には「それは違う。その前に私はユベントスに残る決断を下していた」と答えた。