C・ロナウド悩んでいた、930日ぶりFK弾にホッ

  • トリノ戦の後半、FKでゴールを決めたユベントスFWロナウド(AP)

<セリエA:ユベントス4-1トリノ>◇4日◇トリノ

ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)が、クラブレベルでは通算46点目の直接FKゴールを決めた。

18年のセリエA移籍後は意外にも今回が初のFK弾となった。エースの活躍で首位のユベントスはトリノとのダービーマッチに4-1で勝利し、7連勝で勝ち点を75に伸ばした。ACミランに0-3で敗れた2位ラツィオとの勝ち点差を7に広げ、前人未到の9連覇に大きく前進した。

   ◇   ◇   ◇

ロナウドは直接FKを沈めると安堵(あんど)の表情を浮かべた。2-1の後半16分。ゴールほぼ正面およそ23メートルのFK。短めの助走から右足で軽くこすり上げると、5枚の壁を越えたボールはGKの手をかすめながら鮮やかにネットを揺らした。FKの名手は試合後、「自信を取り戻すため、フリーキックからゴールを決める必要があった」と言った。

待望の「初ゴール」だった。直接FKでマンチェスター・ユナイテッド時代に13点、レアル・マドリードでは32点を挙げてきたが、意外にも18年のユベントス移籍後は今回が初。これまで放った42本の直接FKシュートは全て不発で、43本目でようやく決まった。サッリ監督は「試合後に彼(ロナウド)がこちらに来て『やっとだよ』って言ったんだ」と明かした。

クラブレベルではRマドリード時代の17年12月17日、グレミオとのクラブW杯決勝(1-0)以来、実に930日ぶり。ポルトガル代表の9点を含めると通算55点目で、バルセロナのアルゼンチン代表FWメッシの52点を上回る。指揮官はFKゴールから遠ざかっていたエースについて「大きな問題ではないのにね」と話していたが、本人はイタリアでFKを決めることができず、ひそかに悩んでいたようだ。

前半29分のチーム2点目も華麗なまたぎフェイントからのパスでお膳立てし、リーグ戦7連勝に貢献。勝ち点は75に伸び、2位ラツィオとの差を7に広げた。1得点1アシストのエースは「ラツィオにプレッシャーをかけるという目標を達成できた」と喜んだ。

自身は今季得点ランク2位の25ゴール目で、トップのラツィオFWインモービレの29点に4ゴール差と迫った。「誰が点を決めるかよりも勝利の方が大事」。自信を取り戻した千両役者が、史上初の9連覇へ加速する。