FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会に出場している韓国代表を巡り、主将のソン・フンミン(孫興民、33)への不適切発言が波紋を広げている。
韓国サッカー協会(KFA)は18日までに、異例となる声明を発表。一部メディア関係者による発言について「選手団に大きな衝撃と失望を与えた」とし、報道陣へ自制を求めた。
発端となったのは、9日に韓国メディアで公開された代表練習の映像だった。映像内では、同国のメディア関係者とみられる男性らが練習するソンを見ながら「軍隊にも行っていないやつ」などと発言する音声が収録されていた。ソンは18年アジア大会で韓国を金メダルへ導き、兵役特例の対象となった経緯がある。今回の発言は、その制度を揶揄(やゆ)したものと受け止められ、SNSで急速に拡散。韓国国内でも批判が相次いでいた。
事態を重く見たKFAは15日に声明を発表。「W杯という世界舞台で韓国を代表する責任感を持って戦っている選手たちに対し、今回流出した不適切な会話は大きな衝撃と失望を与えた」と説明。さらに「報道活動とメディアの役割を尊重する一方、現場取材も相互の尊重と信頼の上で行われるべきであり、選手への尊重と保護が優先されなければならない」と強調し「同様の事態が再発しないよう、より大きな配慮と責任ある姿勢をお願いしたい」と呼びかけた。
韓国メディアによると、この問題を受けて代表選手の一部が韓国メディアへの取材対応を見送るなど、選手団とメディアの間に亀裂も生じているという。


