【ヒューストン(米国)30日(日本時間7月1日)=佐藤成】W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表のFW後藤啓介(21=フライブルク)がブラジル戦から一夜明け、2年後のロサンゼルス・オリンピック(五輪)、さらに30年の次回大会への強い思いを口にした。

今大会はチュニジア戦の1試合に出場。最年少FWとしてピッチに出ずとも献身的にチームを支える姿が印象的だった。「何もできなかった悔しさと、全員が目標にしていた優勝を達成できなかった悔しさですね」と素直な思いを明かした。

ただ21歳で誰もが憧れる大舞台を経験したことは無駄にはできない。同じロサンゼルス五輪世代のFW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)とともに、今後の日本サッカー界にとって大きな財産となりうる。

「この経験を無駄には絶対できないというか、自分たちは世界で1番大きな大会に出ることができたので、次、オリンピックっていうのも似たような舞台であるので、しっかりその一緒にに出る選手たちと、どういうものというのをはしっかり共有しつつ、日本の、まずは大会が違えど、規模はかなり大きい大会になるので、そこでしっかりまず1つ歴史を塗り替えて、で、その2年後にワールドカップがもう一度あるので、そこで優勝したメンバーが、東京世代のように、ロス世代がそのワールドカップで引っ張っていければなと思います」

サッカー界ではW杯が最も格が高く、五輪はややハードルが下がる。それは、欧州クラブなどにいると、選手派遣義務がないために、23歳以下のメンバーであっても一流選手は五輪に参加しないからだ。それでも後藤は2年後のロサンゼルス五輪を重要視する。

「クラブ次第にはなってきますけど、僕は出たいと思ってますし、やはりこのワールドカップを経験して、日本がワールドカップで勝つためには、やはり大きな舞台で戦う選手が増えないといけないなと思いましたし、そこでしっかり勝って優勝するということが、かなり重要だなっていうのはこの大会を通して思った」

2年後の五輪という舞台で優勝経験を積むことが、次回の30年大会で世界一になるための近道だと信じている。そのためには自身のレベルアップが必要だと認識している。「日本が優勝するためには5大リーグで得点王だったり、CLで決勝に出るような選手が出てこないといけない」。来季から初のブンデスリーガ挑戦。強度やクオリティーの高さを学び、代表活動に還元していく。

21歳後藤啓介の思いやりあふれる行動にファン感動「日本を背負う存在になる」「呼ばれた意味」