復活を狙う強豪校が好位で往路を終えた。昨年は10位、11年連続の3位以内が途切れた東洋大は、若い力で逆襲劇。昨年卒業した東京五輪代表の相沢晃(旭化成)の後継者として期待される松山和希(1年)が、エース区間2区で、日本人1年生では歴代2位の快走で流れを作った。復路で7年ぶりの逆転優勝を目指す。3位駒大にも13年ぶりの頂点が見えてきた。

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粘って往路3位に入り「逆転の駒大」へ条件は整った。1区白鳥が15位と出遅れたが2区のエース田沢が8位に浮上すると、3区小林が区間2位の走りで3位に上がり流れをつくった。

田沢は先月の日本選手権1万メートルで8位入賞し、27分46秒09と今季日本人学生最速をマーク。ただこの日は順位は上げたものの区間7位で、「日本選手権後、急ピッチで駅伝に向かって練習したが合わせきれなかった。全然ダメ」と反省しきり。将来の目標を駒大OBで東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)超えと明言する男は満足しなかった。

それでも田沢の7人抜きなどで復路に希望をつないだ。過去6回の総合優勝で4回が復路逆転。ただその全てが往路2位からで今回は同3位。過去、逆転優勝した4回と比べてもトップとの差は2分21秒と大きいが、これをひっくり返せば再び「逆転の駒大」が世間にとどろく。

13年ぶりの総合優勝へ「明日も若いチーム。思い切って6、7区で前を詰めてほしい」と大八木弘明監督。昨年11月、6年ぶりに全日本を制した地力で大学2冠を狙う。【三須一紀】