東海大仰星(大阪第1)は東福岡に敗れ、大会2連覇を逃した。試合終盤、相手陣22メートルライン付近で外へ走ったFB河瀬諒介(2年)がパスをキャッチできずにノックオン。優勝へのチャンスを逃した。

 河瀬は試合後に号泣。「パスする人と意思疎通ができてなかった」と下を向いた。真っすぐ前に走らずに外に走ったことについては「アウトでボールをもらってインに行こうと思っていた。まっすぐ走れば(ボールを)取れていたと思う。1年間やり続けたストレートランを出せなかった」と唇をかんだ。

 元ラグビー日本代表で「怪物」といわれた父泰治氏(57=摂南大監督)と同じ花園の頂点に立つことはかなわなかった。「3年生にはすごく申し訳ない気持ちです。この負けを忘れずにリベンジしたい」と雪辱を誓った。