柔道女子52キロ級世界女王の阿部詩(18=日体大)が21日、グランプリ・フフホト大会(24~26日、中国)に出場するため成田空港を出発した。

冬場に左肩を痛め、昨年11月のグランドスラム大阪大会以来の実戦となる。まだ完治してなく、今月に入ってから本格的な稽古を再開。急ピッチで仕上げ、状態は「7~8割」とするが自身の柔道の感覚を取り戻した。2連覇を狙う世界選手権(8月25日開幕、日本武道館)に向けて「(東京)五輪前も同じことが考えられる。我慢しなければならない場面が多くなると思うが、集中すれば大丈夫」と半年ぶりの勝利を誓った。