旅行会社「クラブツーリズム」が、主催する東京オリンピック(五輪)公式観戦ツアーの説明会を宮城・仙台市内で行った。元バレーボール女子日本代表で、クラブチーム「リガーレ仙台」で選手兼監督を務める佐藤あり紗(30)がゲストとして登場、トークショーを行った。

佐藤は、16年リオデジャネイロ五輪代表の正リベロとしてチームのベスト8進出に貢献した。試合では日本から訪れた家族やファンだけでなく、地元ブラジルの観客も一体となり声援を送ってくれる姿に心が熱くなったという。「応援は聞こえていますし、日の丸の旗を持って応援してくれるので(スタンドでは)目立っていた。ミスをした時は、日の丸を見ることを意識してやっていました」と、当時を振り返った。

それでも、開催国のブラジル戦以外は観客が少なく、寂しかったことが印象に残っており「1点決まると10点決まるぐらいうれしかった。試合会場にたくさんの方がいると(選手は)頑張ろうと思いますし、みなさんの応援が力になるので、日本に限らずいろんな国の選手も応援してください」と観戦と応援を呼びかけた。

クラブツーリズムでは、公式観戦ツアーを募集中。バレーボールでは、男女の予選2試合を仙台発のバス移動費と宿泊費込み14万円で観戦できるプランなどがある。【相沢孔志】