【重慶=勝部晃多】昨季の中国杯王者の佐藤駿(21=エームサービス/明大)が、94・13点で首位発進した。

冒頭の大技4回転ルッツで1・81点の加点を引き出すと、続く4回転-3回転の連続トーループも成功。後半のトリプルアクセル(3回転半)も降り、大きなミスなくまとめきった。今年の世界選手権銀メダルのシャイドロフ(カザフスタン)らを抑えての1位スタート。6月のアイスショーで負傷した右足首も「アドレナリンが出ていて痛みも出なかった。すごくうれしかった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

無事に滑り切れたことが、うれしかった。痛み止めを服用して競技会に臨んでいるが、入念なケアのおかげもありってこの日は「久しぶりに痛みを考えずにできた」。午前中の公式練習や6分間練習から得点源の4回転ルッツが好調。「試合に集中してまっさらな状態で久々にスケートができた」と、今シーズン初めて演技に集中できる喜びをかみしめた。

25日のフリーへ、まだまだできることはある。「取りこぼしたステップシークエンス(レベル2)などを見直したい」と反省点も忘れなかった。2大会連続優勝で五輪初出場を目指すミラノ・コルティナ大会へ、弾みをつける大会にする。

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