日本を代表するパラアスリートたちが20年東京パラリンピックへ向けて決意を明かした。

 開幕まで1000日になった29日、東京スカイツリータウンで開催されたカウントダウンイベントに競泳の一ノ瀬メイ(20=近大)、陸上の高桑早生(25=エイベックス)、バドミントンの豊田まみ子(25=ヨネックス)、車いすバスケットボールの古沢拓也(21=パラ神奈川)、柔道の正木健人(30=エイベックス)が参加。特別ゲストとして招かれたX JAPANのYOSHIKIが見守る前で、大会へ向けた「わたしたちの参加宣言」をボードに書き込んで披露した。

 各選手の宣言は以下の通り。

 ◆一ノ瀬 「表彰台!」

 ◆高桑 「すべての人に感動という東京土産を!」

 ◆豊田 「世界中の人たちに勇気と感動を!」

 ◆古沢 「最高の舞台で最高のプレーを見せる!」

 ◆正木 「優勝してパラ柔道の魅力を世界に伝えたい!」

 イベント後のインタビューで豊田は「東京大会をきっかけにパラを1つのスポーツとして見てほしい。見てくれる人に感動を与えられるように、金メダルを目指して頑張ります」。26日まで韓国で行われていた世界選手権でシングルス3位(上肢障害SU5)の好成績を残しただけに、言葉も力強かった。

 イベントでは大会の成功を願ってスカイツリーがパラリンピックのシンボルカラー、赤・青・緑の3色にライトアップされた。【小堀泰男】