パラ競泳世界選手権で合計14個のメダルを獲得した日本代表6選手が20日、横浜国際プールで報告会見を行った。

9日から15日までロンドンで開催された世界選手権には男女14選手が出場。男子100メートルバタフライ(視覚障がいS11)で木村敬一(29=東京ガス)、同100メートル平泳ぎ(知的障がいSB14)で山口尚秀(18=瀬戸内温泉スイミング)、同200メートル個人メドレー(同SM14)で東海林大(20=三菱商事)が金メダルを獲得し、20年東京パラリンピック代表に内定した。また、木村、鈴木孝幸(32=ゴールドウイン)、富田宇宙(30=日体大大学院)の銀メダル獲得と合わせて日本は東京パラ出場枠5つ確保した。

木村は200メートル個人メドレー銀、100メートル平泳ぎ銅を含め3つのメダルを獲得し「自己ベストは出せなかったが、東京パラに内定という目標は果たせた。レースが重なる大会後半に疲労を残さないようにするなど、課題も確認できた。東京まであまり時間はないが、しっかり準備したい」。16年リオデジャネイロ大会では銀2、銅2。悲願の金メダルへ気持ちを高めていた。