日本選手史上最年少メダル獲得へ、山田美幸(14=WS新潟)が、好スタートを切った。女子100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)予選1組に出場し、2分34秒35で同組1位。全体3位で8人による午後の決勝に進んだ。これまでの夏季大会日本選手のメダル獲得最年少記録は1984年ニューヨーク大会陸上男子100メートル(視覚障害)銅メダルの嶋津良範で16歳。山田が獲得すれば、大幅な記録更新となる。

パラリンピックデビューレースを終えた山田は「楽しめたけれど、とても緊張しました」と話した。強心臓が武器と言われるが、まだ14歳。初の大舞台は違った。「水が冷たかったのもあるけれど、ガタガタ震えた。体で緊張を感じたのは初めて」と振り返った。

それでも、決勝に向けては「体が固くならないように、しっかり暖めてから臨みたい」と冷静。史上最年少のメダル獲得もかかるが「気持ち良く、楽しく泳いで、予選よりいいタイムが出るように頑張りたい」と話していた。