桐生順平(35=埼玉)がインから押し切り、今年4度目、住之江では2月に次いで連続優勝を飾った。2着は4コースから握った河合佑樹、3着争いは富山弘幸が瓜生正義に競り勝った。

最後の最後に調整がピタリと合った。「優勝戦はいい調整ができました。いい状態で走れました」。桐生は枠なりのインからコンマ13のスタート。瓜生が2コースからのぞいてきたが、余裕を持って受け止め、けん制して回った。こうなると、あとは独り旅。追いすがった河合を2Mで突き放し勝負は決した。中盤戦で上昇52号機の調整に苦しんだが、一番大事なところで上位級のパワーを取り戻した。

前回の尼崎SGオーシャンカップで優出(3着)し、今度は優勝。リズムは着実に右肩上がりだ。次走は11日開幕の戸田一般戦。さらに勢いをつけて、23日からの浜名湖SGメモリアルに乗り込む。【東和弘】