初日の別府競輪場は、突風で選手が苦しんだ1日だった。
阿部将大が先行した6Rは2角で落車や接触もないのに、後方で大きく外に迂回(うかい)する選手がいた。視界にチラッと入り「何かあったのかな?」と思いながらも、先頭に目を移した。
すると、今度は2センターで長谷部龍一と一緒に大きく外に膨れている。不破将登である。「1人で何バタバタしとんねん!」と聞くと「突風で突然4番車の蒋野(翔太)が現れたので大外に回避した。海がきれいだった」という。フワフワする自分を「季節外れの祭り(競輪祭のこと)ですよ」と例えたことには爆笑した。
今日は6Rの森田優弥を取り上げる。初日7Rは「佐々木(省司)さんが内から現れたので、外を無理やり行くより締めながら前に出よう」という判断だった。
競輪祭の2予Bで、先行する太田海也の3番手に入りながら、番手の清水裕友に追い上げた。3番手を取れば大事にいきたくなるところを、そこから攻める姿勢には感心した。
「太田クラスに自力で勝つ自信はありません」とは言いながら「バック30本(現在は16本)を目指す」と、3カ月のあっせん停止後のクリーン森田を強調した。
自力型に後藤大輝と三谷竜生がいて、外枠の森田は厳しいライン構成だが、ヨコに強いオーバーアクションとテクニックは違う。「先行したい」と言いながらも、新生森田が中団を取っている可能性は高い。(日刊スポーツ評論家)
























