2日目の別府競輪場は、強風が吹き荒れる初日のバンクコンディションとは一変、小春日和の中で行われた。

2予10Rを1周23秒1で先行して2着に残った岩本俊介は「(たたいた)林昌幸君は、18歳の時にデビューした子でしょ? こちらは(もうすぐ)40歳だから、参っちゃうなー」と、使い果たした足をさすりながらレースを振り返った。


ヤマコウは準決10Rの坂井洋に注目
ヤマコウは準決10Rの坂井洋に注目

2予8Rの坂井洋は、11秒3でまくって1着。上がりタイムも良かったが、それ以上にレースから自信が伝わってきた。

初手は前受けして、松本秀之介をたたく展開になった。松本の後ろは大塚健一郎なので、先行意欲は旺盛だっただろう。しかし、それに臆することなく九州ラインをたたきにいった。その結果、4番手が取れた。「先行してもいい」の気持ちがなければ、あの位置は取れない。

初日特選は単騎で走り、佐々木豪が先手を取ると思い、3番手に付いていった。新田祐大が先行して、最終ホーム9番手になったものの「前団の選手が足を使っていたのでまくりが決まった」と謙遜してコメントした。しかし、バックまくりではなく、最終ホームで仕掛けたところが、関東で鍛えられた部分だと思う。

準決10Rは、志田龍星と松本秀之介が踏み合う展開になりそうだ。スピードに勝る坂井は、展開を見過ぎることなく緩んだところで仕掛けるだろう。

真杉匠が今年2度、G1を優勝したことで、タイトルが夢ではなく現実的に見えていると思う。「次は自分だ」と思う積み重ねがタイトルにつながる。(日刊スポーツ評論家)