カウントダウン連載「ROAD TO グラチャン」の最終回は、なるほどデータ集。湯川浩司はグラチャン王子と呼ばれるほど、相性のいいタイトルで気合が入る。徳山の実績はレジェンド今村豊が他選手を圧倒して、SG最年長優勝の期待がかかる。

<なるほどデータ>

 (1)大会相性 グラチャン最多優勝は湯川の3回。次いで今垣光太郎、太田和美(今回不出場)、山崎智也が2回優勝。今大会で湯川が優勝すれば、オールスター6回Vの野中和夫に次いで、オーシャン4回Vの松井繁と並ぶ歴代2位タイの同一SG優勝回数となる。

 (2)SG連覇 昨年覇者の石野貴之が今年も優勝すれば、グラチャン連続優勝は湯川、太田、山崎に次いで4度目。SG全体では史上14度目の同一SG連覇となる。

 (3)大会初出場 グラチャン初出場は久田敏之、長嶋万記、山田康二、小野生奈、中田竜太の5人。久しぶりなのは萩原秀人で7年ぶり3回目、今垣が6年ぶり14回目。

 (4)徳山通算成績 今村が優勝回数32回、優出回数74回、1着回数511勝と全て1位。さらに通算勝率8・24、通算2連率70・08%、通算3連率80・43%も1位だ。存在感だけでなく数字でもレジェンドが他を圧倒する。

 (5)誕生日 今村が22日(4日目)に57歳の誕生日を迎える。24日(最終日)は長田頼宗の33歳の誕生日と結婚記念日。優勝して自ら祝砲をあげるか注目だ。【古村亮】(おわり)