新年度の松戸は、チャレンジ7個レース制のモーニング開催(1R発走8時30分)で始まる。前検日の今日は、検車場に新たな賞金体系の表が張り出され、参加選手が思い思いに確認、発奮した。

かつてG1日本選手権に3度出場し、選手会茨城支部長を務めた戸辺裕将(51=茨城)は意気込みを新たにした。賞金(各種手当てや副賞除く)が前年度に比べ、おおよそ9%アップしたとあって、「アップは確か3年連続で、選手みんなの励み、モチベーションのアップにつながっていくでしょう。トップの賞金が上がれば夢があるし、チャレンジでも一層気合が入る。新たに競輪選手を目指す若者が増えるはず」と言葉が弾んだ。自身はチャレンジ陥落を招いた深刻な腰痛が治まり、切れが少し回復。業界のさらなる発展を願う古豪は、予選5Rで存在感を示す。