後藤美翼(33=東京)が、15年平和島以来、8年ぶりの2度目の優勝に満面の笑みを浮かべた。3枠だった12Rの優勝戦、3コースからまくりを決めた。前節、SGオールスターで優勝を飾った14号機を武器に頂点に立った。

スタートを決めてまくりに出た4枠の原加央理に合わせるように、先まくりに出た。「なんとか先に回ろうと思った。自信を持っていきました」。機力に自信があったからこそ、できたまくりだった。

前節優勝エンジンを引いたが、初日1走目で6着に終わった。「スタートで遅れてしまって…。もうやるしかないと吹っ切れた」。そこから驚異の追い上げを見せ、4日目からは4連勝で優勝まで駆け上がった。

今年初、芦屋初の優勝でもある。「芦屋の水面も好きになりました」。東京で待つ子どもたちへ、最高の「お土産」を持ち帰る。