再開まで待ち切れない。新型コロナウイルスの影響で今シーズンのJリーグは2月23日の試合を最後に中断していたが、J1は7月4日、J2は6月27日から再開することが決まった。スポーツのデータを重視する日刊スポーツでは、これまでの好記録や今季達成されそうな記録など知っておいて損はないJリーグの注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。
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昨季のJ2で20ゴール以上を記録した3人の点取り屋が今季開幕からJ1でプレーしている。
アルビレックス新潟で28ゴールを挙げて得点王に輝いたFWレオナルド(23)はJ1浦和レッズに加入。J2で1試合個人最多8得点の新記録を樹立した柏レイソルFWオルンガ(26)は計27ゴールを決めてJ1昇格の立役者になった。J2V・ファーレン長崎で22ゴールのFW呉屋大翔(26)は今季から柏に移籍し、個人としてJ1復帰を果たした。J2リーグ戦がホームアンドアウェー各1試合制となった10年以降、J2で20ゴール以上を挙げた翌年にJ1所属となった選手は過去7人。そのうち6人は2桁得点を記録したというデータが残る。
レベルの違いと総試合数の減少もあってか、J2→J1で2年連続20得点以上は過去にいない。それでも今回のオルンガのように翌年も同じチームに所属したケースでは、11→12年のサガン鳥栖FW豊田陽平が23→19点を記録するなどJ1でも15ゴール前後は計算できそう。今季のオルンガは開幕戦で既に2得点。さらなるゴール量産の期待大だ。【構成=石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)