浦和レッズの18歳GK鈴木彩艶(ざいおん)が、J1リーグ戦デビューから3試合連続無失点。J1初出場から3試合連続無失点は95年に横浜マリノスのGK川口能活が達成して以来、26年ぶり2人目の快記録となった。

U-24日本代表の鈴木は9日の仙台戦(2-0)で日本代表のGK西川周作(34)から定位置を奪う形でJ1初出場を果たした。16日のG大阪戦(3-0)でも無失点。この日の神戸戦でも安定したプレーで、チームの今季初となる3試合連続完封勝利に貢献した。

95年の川口も日本代表のGK松永成立(当時32歳)に代わり、95年4月26日の第1ステージ第11節・柏戦(1-0)でJ1デビュー。19歳の若きGKは気迫あふれるプレーで1点を守りきった。続く広島戦(1-0)と清水戦(2-0)でも完封。デビュー4戦目のV川崎(現東京V)戦で初めて失点したものの、チームは3-2で勝利し4連勝を飾った。その後も守護神として横浜Mのゴールマウスを守り続け、クラブ初の年間優勝に大きく貢献した。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)