30周年を迎える2023年のJリーグは2月17日に開幕します。今季達成されそうな記録など知っておいて損はない、注目すべき数字を取り上げ、数々の見どころを随時紹介します。

川崎F家長昭博(22年5月撮影)
川崎F家長昭博(22年5月撮影)

川崎FのMF家長昭博(36)のPK成功率の高さが際立つ。PK戦を除いたPKは16回の試行で、失敗は1度だけ。成功率は93・8%に達する。PKでJ1通算15点は歴代11位タイ。あと1点でFWカズ(三浦知良)の記録を抜く。通算15点以上は12人いるが、成功率が90%以上は21回の試行で1度も失敗がなかったMF阿部勇樹と2人だけとなっている。

昨年10月29日の神戸戦。引き分ければ横浜の優勝が決まる状況だった。1-1の後半39分、その窮地で川崎FはPKを得た。キッカーは家長。重圧と期待を一身に背負って蹴ったボールはGKの指をかすめてゴール右へ。「緊張感があるのは分かっていた。蹴りたくなかったが、入って良かった」。最終的にリーグ3連覇は逃したものの、家長の精神力の強さはPK成功率の高さに表れている。

J1川崎F対神戸 後半、PKからゴールを決める川崎F家長昭博(2022年10月29日)
J1川崎F対神戸 後半、PKからゴールを決める川崎F家長昭博(2022年10月29日)
J1川崎F対神戸 後半、PKからゴールを決めた家長昭博(中央)の元に集まる川崎Fイレブン(2022年10月29日)
J1川崎F対神戸 後半、PKからゴールを決めた家長昭博(中央)の元に集まる川崎Fイレブン(2022年10月29日)

36歳シーズンの昨季は34試合に出場し、チームトップに並ぶ12得点。日本選手最年長となる年間2桁得点記録を樹立した。J1通算398試合71得点。あと2試合で史上30人目の400試合出場に到達する。開幕前の1月30日に左足関節外側靱帯(じんたい)損傷で全治3~4週間の見込みと診断されたことが発表されたが、王座奪還へ、今季も36歳ベテランにかかる期待は大きい。

<J1通算PK得点ランキング上位>

順位 選手名 成功 失敗 成功率

1位 遠藤 保仁 31 4 88.6%

2位 大久保嘉人 27 5 84.4%

3位 福田 正博 26 8 76.5%

4位 阿部 勇樹 21 0 100.0%

5位 中山 雅史 20 8 71.4%

6位 ベッチーニョ 18 6 75.0%

7位 ケネディ  17 2 89.5%

7位 興梠 慎三 17 4 81.0%

9位 ストイコビッチ 16 6 72.7%

9位 豊田 陽平 16 3 84.2%

11位 三浦 知良 15 4 78.9%

11位 家長 昭博 15 1 93.8%