6大会連続のW杯出場を決めたサッカー日本代表が、11月に強豪のブラジル、フランスと国際親善試合で腕試しする。日本協会が、11月6~14日の間に両国と欧州で対戦する方向で最終調整中であることが15日、分かった。ブラジルは国際サッカー連盟(FIFA)ランク2位、フランスは同8位で、ともにW杯優勝経験がある。来年6月14日に開幕するW杯ロシア大会を見据え、同40位の日本は、これ以上ない相手と戦う見込みとなった。

 14年以降、FIFAが定める国際Aマッチの開催可能期間と試合数は減少した。現行の規定では同一期間の2試合は、同じ大陸で行わなくてはならないため、強豪との対戦は以前にも増して組みづらくなっていた。

 10月は各大陸予選が佳境のため日本に適した相手は限られる。そんな中で、ニュージーランドと北中米カリブ海の実力国ハイチと対戦することは悪くない選択と言える。ただ、実力を測る意味では、11月はアウェーまたは中立地で強豪との対戦が不可欠だった。

 W杯イヤーの18年は本大会直前の練習試合を除き、3月の2試合しか国際Aマッチで腕試しする機会はない。優勝を狙う強豪と対戦するなら、11月が最適のタイミングとなる。フランスとブラジルは文句なしの相手だ。唯一の不安? は強すぎることだけだろう。