ブラジルはFWネイマールが前半10分に先制のPKを決め、さすがの貫禄を見せつけた。日本戦はこれで4試合連続8得点となった。しかし、17分に再びめぐってきた2度目のPKはGK川島に防がれ失敗。チームは前半だけで3点を奪ったが、以降はDF酒井宏の激しい守備に苦しみ、ピッチに倒れる場面が目立った。

 後半も絶妙なボールタッチとドリブルで日本ゴールに迫ったが、見せ場は作れず。人数をかけてボールを奪いにくるようになった日本の守備にいら立ちを募らせ、同11分には酒井宏の頭を左手でたたき、警告も受けた。日本にCKから1点を奪われたあとの後半26分に交代してピッチを去った。試合後「試合結果はうれしい。いつも勝つためにいい試合ができるよう動いている」と話した。