森保ジャパンにめでたい知らせ!? 日本サッカー協会(JFA)が千葉市美浜区に建設している日本代表拠点「JFA夢フィールド」の敷地内に天然温泉が出たことが21日までに分かった。

一般市民が利用できる温泉施設になる予定で、開発は施設の運営会社とJFAの共同プロジェクトとして行われている。選手が利用できれば、JFAの“虎の穴”がこの上ない癒やし空間になる。

夢フィールドの敷地内、クラブハウス建設予定地からわずか約500メートルの所に天然温泉が出た。掘削は現在すでに地下約1700メートルまで進んでおり、3月をめどにさらに約300mを掘って温泉を出す予定だ。施設は日帰り温泉として、来年2月ごろの完成を目指している。

現在は千葉県の取り決めで1日にくみ上げられる湯量は50トンまでとされているため、クラブハウスまで温泉を引く可能性は低い。基本的には一般市民が利用する施設となるが、選手たちの使い道もある。海外組がオフや中断期間に帰国した際、個別で夢フィールドを使って練習した場合などに利用することもできる。日本人にとって、温泉は至福の癒やしだ。

泉質調査は実際に温泉がわき出てからとなるが、掘削地が海浜幕張公園内と海に非常に近いことから、ナトリウム濃度が高めで湯冷めしにくいものではと予想される。施設を運営するサンフジホールディングスの担当者は「岩盤浴や外に芝生エリアなどを設置することも考えている」と、風呂だけでなくリラックス空間を作ることを検討している。

夢フィールドの敷地内という縁から、施設内でスポーツレクチャーができるスペースを設ける計画もある。同担当者は「JFA様とのタッグで、スポーツともっと融合していけたら」と、将来的にサッカー選手と利用者がふれあえる空間を作る夢プランも口にした。強化だけでなく、普及にも一役買う拠点に-。まさに、夢が広がるフィールドになりそうだ。