日本サッカー協会は18日、女子日本代表「なでしこジャパン」の東京オリンピック(五輪)のメンバー18人を発表した。10日のウクライナ戦、13日のメキシコ戦に連勝。チームは16日に栃木県内での合宿を打ち上げていた。来月14日の国際親善試合(相手未定)は五輪に臨む18人で戦う予定。

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高倉監督は「今朝まで最後の1ピース、2ピースは悩んだ」と話した。五輪はW杯の23人と違い、18人で決勝までは17日間の6連戦。複数ポジションをこなせるかどうかが、明暗を分けたように思う。左サイドバックは4月に代表デビューしたDF北村菜々美(日テレ東京V)。長らくDF鮫島彩がレギュラーだったが、短期決戦でけが人のリスクも想定し、両サイドバックとサイドハーフができるポリバレントな北村となったのだろう。

デビュー間もないMF塩越柚歩(三菱重工浦和)もメンバーに滑り込んだ。18歳の木下など複数の候補がいたが、デビュー戦2ゴールの勢いに加え、最もローテーションが必要なFWを兼務できることも評価されたのだろう。高倉監督は2人の選出を「シンプルにパフォーマンスがいい。チーム戦術の中でどこに置いても自分を発揮できる強さを感じたので選んだ」と説明した。五輪ならではのメンバー選考になった。【なでしこ担当=杉山理紗】

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