日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(64)が、22年W杯カタール大会の抽選会から一夜明けた2日に取材に応じ、モロッコ代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(69)と“和解”したことを明かした。

抽選会場で顔を合わせ、ハグをして互いにW杯出場を祝福したという。「ハリルさんはフランス語でしたけど、『コングラッチュレーション』と。お互いにおめでとうと言いました」。

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ハリルホジッチ監督は前回ロシア大会で日本を6大会連続6度目のW杯へと導いたが、本大会直前に解任された。その解任を巡り、日本協会の田嶋会長と日本協会に、慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟を起こしていた。

結局ハリルホジッチ監督側が取り下げたが、一時は和解案を蹴るなど、泥沼化した“因縁”があった。

田嶋会長は「和解しました」と笑顔。互いに最高峰の舞台に帰ってきたことで、雪解けにつながったのかもしれない。