日本(FIFAランク24位)が、国際親善試合キリンチャレンジ杯で米国(同14位)に2-0で勝利した。

ワールドカップ(W杯)を目前に安定のDFラインが帰ってきた。この日の先発はセンターバックを主将の吉田、冨安が務め、右サイドバック(SB)は酒井。3人がそろったのは、昨年10月12日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼スタ)以来、約11カ月ぶりとなった。

前半16分には吉田からパスを受けた酒井が右サイドを駆け上がり、チャンスを演出。酒井は負傷から今月14日のJリーグで実戦復帰し、代表戦は2月以来。前半での交代を事前に言われていたと明かし「結果論だけど楽しめた。けが明けで無理するところではない。みんなと連係を確かめることはできた」と振り返った。後半から右SBに入った冨安は、ピンチを未然に防ぐ安定感ある守備で無失点に貢献した。

この日、左SBで先発したのは中山。昨夏の東京オリンピックと同じ最終ラインとなった。左SBにはベテラン長友も控えるが、攻撃にもからみフル出場で本番へ向けて大きくアピールした。