鹿島は9日、来季のトップチームにユースから4人を昇格させることが内定したと発表した。前日8日に仮契約を結んだ。

 鹿島が4人以上を下部組織から引き上げるのは、99年のFW小林康剛らの5人以来17年ぶり。昨年のJユース杯で10年ぶり3度目の優勝を遂げた黄金世代で、20年東京五輪を目指しているU-18(18歳以下)日本代表のDF町田浩樹(まちだ・こうき=18)をはじめ、MF平戸太貴(ひらと・たいき=18)、MF田中稔也(たなか・としや=17)、FW垣田裕暉(かきた・ゆうき=18)が昇格する。クラブによる各選手の紹介は下記の通り。

 【町田】恵まれた体格(188センチ、74キロ)に、ゲームを読む賢さを備えた左利きのセンターバック。

 【平戸】基本技術のレベルが高く、両足ともに正確なボールを蹴ることができる。複数のポジションをこなすユーティリティー性も備えた選手。

 【田中】ドリブルの技術が高く、豊富な運動量でチームに貢献する。複数のポジションをこなすことができるユーティリティープレーヤー。

 【垣田】足元のスキル、走力、空中戦での高さと強さを誇る長身(186センチ)FW。

 クラブの強化責任者を務める鈴木満常務取締役は「粒ぞろいの代なので大量昇格となった」と説明した。