横浜がアウェーで磐田に5-1で完勝した。MF中村俊輔(37)が、3点に絡む活躍を見せた。

 前半3分、左のショートCKからチャンスを作り、DFファビオのゴールを演出。同11分には右45度からFKを繰り出し、GKのクリアミスでDF中沢のゴールをもたらした。チームがさらに1点を加えた後の同41分には、ハーフウエーライン手前からDFラインを切り裂く約35メートルのロングスルーパス。それに合わせて走り抜けたFW斎藤がGKをかわして決定的な4点目を決めた。

 中村のポジションはトップ下だが、90分間を通して前後左右、自在に動いた。37歳にして運動量はチームトップクラスで、試合後は「互いにけん制し合う前から、セットプレーで2点が取れて有利になった」と解説。その上で、自身が両手を大きく広げて喜んだチーム4点目のアシストを振り返り、「練習でもやってきた流れの中でのプレーができた。これが本当に大きかった」と胸を張った。