川崎Fは磐田に辛勝し、首位をキープした。攻撃力を誇る川崎Fに対し、磐田は5バックのブロックを組み応戦してきた。

 前半9分、川崎FのMF中村憲剛の縦パスに抜けだしたエースFW大久保嘉人がGKと1対1のシュートを放つも、惜しくも枠外。逆に磐田は前線のFWジェイを起点にチャンスを狙うが得点には至らない。なかなかリズムが出ない川崎Fは前半38分に、MF森谷賢太郎を下げ、25日のナビスコ杯仙台戦で2得点を挙げたFW大塚翔平を投入した。

 前半を0-0で折り返し、後半は川崎Fが主導権を握る時間が続く。後半31分には、MF中村、FW小林悠とつなぐが最後のFW大久保に合わず。後半38分、大久保がネットを揺らすもオフサイドで幻に。磐田も後半40分、FWアダイウトンがカウンターから抜けだしシュートを打つもGKに阻まれた。

 試合が動いたのは後半43分。川崎Fは途中出場のMF中野嘉大のドリブル突破から、FW大塚、DFエウシーニョを経由し最後はFW小林。持ち味の細かいパス回しで磐田最終ラインを崩し、オウンゴールを誘い貴重な先制点を挙げた。川崎Fはこのまま逃げ切り、勝ち点3を手にした。