96年~00年にかけて清水の黄金期を築いた元監督のオズワルド・アルディレス氏(63)とスティーブ・ペリマン氏(64)の「歓迎会」が20日、静岡市内で行われ、当時清水に在籍していたG大阪の長谷川健太監督、沢登正朗氏、東京VのMF永井秀樹や当時のクラブ関係者ら約180人が参加した。

 アルディレス氏は96年から98年まで清水を率い、96年ナビスコ杯優勝でクラブに初タイトルをもたらした。ペリマン氏はヘッドコーチとしてアルディレス氏を支えた後、98年から00年まで監督を務め、99年第2ステージで優勝に導くなどした。2人は19日の清水-千葉戦(アイスタ)の試合前に行われたトークショーやサイン会に参加していた。

 「歓迎会」の乾杯のあいさつでG大阪長谷川監督は、「96年のナビスコ杯は、わたしが(PK戦の)PKを蹴らなかったから優勝できた」などとユーモアを交えてあいさつ。「2人に出会えたことに感謝している。エスパルスの混乱の時期にいらしてくれて、一緒に仕事できたことはわたしの宝。2人は愛情あふれる監督で、それが一番大事なことだということを今改めて感じている」などと話した。

 アルディレス氏は、当時の選手とのエピソードを笑いを交えながら紹介し「ここに帰ってくることができてうれしい。われわれにとっては幸せな日々でした」と懐かしんだ。ペリマン氏は「当時の清水はプロフェッショナルな選手の集団だった。オジー(アルディレス氏)との3年間はハードワークの中に笑いや楽しみがあった」と振り返った。