サッカーファンで知られ、今年4月に亡くなった漫画家の望月三起也氏(享年77)にささげる「感謝の会」に「なでしこOG」が集結した。79年に設立された日本女子サッカー連盟が12日、東京・巣鴨の三菱養和会スポーツセンターで開いたもので、同連盟初代理事長の森健児氏(77)が発起人代表。81年に初めて結成された初代日本代表の島由理子さん(56)ら70人以上が故人をしのんだ。
漫画家として「ワイルド7」を大ヒットさせた望月氏は、芸能人チーム「ザ・ミイラ」を率いるサッカー好きとしても有名だった。しかし、意外と知られていないのが女子サッカーへの貢献。黎明(れいめい)期の70年代、自ら「ワイルド11レディース」というチームを立ち上げるなど支援を続けた。雑誌連載で女子サッカーの魅力も発信。80年に始まった全日本選手権のプログラムの表紙もボランティアで描き続けた。
この日の会が三菱養和会の施設で行われたように、当時の女子を支えたのは三菱グループだった。その支援を働きかけたのも、望月氏。発起人の1人、日本女子代表初の専任監督だった鈴木良平氏(67)は「望月先生がいなかったら、女子サッカーの歴史は10年遅れた」とあいさつした。
11年W杯優勝、12年には五輪銀メダルに輝いた「なでしこジャパン」。そのスタート時点を支えた選手や関係者は「日本女子サッカーの父」に感謝していた。



