G大阪のMF倉田秋(28)が背番号「10」の覚悟を示した。

 15日、大阪・吹田市内で3週間のオフを終えて結団式と必勝祈願に参加。今季から背負うことになった10番について「自分でつけたいと言った」と明かした。

 03年から14年間、下部組織出身のMF二川(J2東京Vへ期限付き移籍中)がつけていた伝統ある番号。倉田は「フタさん(二川)と同じプレーはできない。まだまだ超えていない。でもチームの顔になって、先頭に立ってやりたい気持ちがあった。いっぱい走って決定的な仕事をする10番になりたい」。

 昨季は全34試合に出場するも、わずか2得点に終わった。10番を背負う今季は、より相手の脅威にならなければいけない。「去年はゴールとアシストがいいところまでいって取れなかった。ゴールとアシストにこだわりたい」。

 この日は5年連続となる副主将にも指名された。もちろん、チームのことを第一に考える。28歳は「監督も去年の悔しい気持ちについて話をしていた。みんなの思いが全部まとまれば、負けないチームになる。新しい選手も入ってきて(2月7日のACL)プレーオフまで時間もない。俺らの年代が中心になってやっていきたい」と意気込んだ。