ガンバ大阪がヴィッセル神戸との阪神ダービーを1-0で制した。2万4000人以上が入った超満員の敵地で、途中出場のFW長沢がMF倉田の左クロスを頭で決めた。今季5点目が値千金の1発。ゴール後は今月末で退団する、今季初先発のブラジル人FWパトリックと喜び合った。1試合消化が少ない3位G大阪は首位柏と勝ち点3差に接近した。

 決勝点の長沢は「ボールだけを見てガムシャラに突っ込んだ。パト(リック)の分もという気持ちがあった」。パトリックも「彼が決めてくれて良かった」と喜んだ。

 この日は2列目にU-20(20歳以下)日本代表の初瀬と堂安を起用。前日19歳の誕生日を迎えたばかりの堂安はU-20W杯からの復帰戦となった。豊富な運動量で攻守に貢献し「後半にパワーを持ってドリブルできたのは良かった」と自らの成長を実感していた。