浦和レッズが新加入FWオナイウ阿道(21)の移籍後初ゴールなどで、J3グルージャ盛岡を下した。

 リーグ戦からほぼメンバー総入れ替え、序盤はパス回しにミスが目立った。ボールを支配して攻め続ける得意の展開に持ち込めず、盛岡に押し込まれる場面もあった。それでも前半29分にFWズラタン(33)がPKを落ち着いて決め、1-0で前半を終えた。

 後半8分にまさかの失点で同点とされる。自陣ペナルティーエリア手前でDF長沢和輝(25)がボールを奪われ、DFラインの間にパスを通されて盛岡MF林勇介(27)に決められた。

 その後は浦和が意地を見せた。MF駒井善成(25)、FWラファエル・シルバ(25)ら主力格の選手が途中出場し徐々にリズムをつかむ。押し込む時間が増えた18分、長沢の浮き球のパスにズラタンが反応して逆転ゴールを奪った。さらに後半途中出場のオナイウがGKのクリアミスに詰めてダメ押し。後半ロスタイムに失点したものの逃げ切った。前所属のJ2千葉でも初得点が天皇杯だったオナイウは「いい形で崩せたのは少なかったけど、焦れずにやれた。ゴールがとれたのはよかった」と話した。