筑波大(茨城)はFW三笘(みとま)薫(2年)が2得点の活躍でベガルタ仙台を破る番狂わせを演じた。前半6分、左サイドのハーフウエーライン付近からゴール前まで進んで右足シュートで先制。2-2の後半28分に再びカウンターから最後はフリーとなってゴール左隅に決め、「J1は常に意識している。勝てたのは自信になる」と喜んだ。川崎Fユース出身で「高校からプロに入ったら試合に出られない」と進学した。大学のリーグ戦では、途中出場が多いジョーカー的存在。20年東京五輪に向けて「将来的に出場できるように鍛えていきたい」と意気込んでいた。

 ◆天皇杯で大学がJ1に勝利 今回の筑波大(仙台戦)が4度目。過去3度は、09年10月31日の3回戦で明大が山形戦(3-0)、11年10月10日の2回戦で福岡大が大宮戦(1-1、PK5-3)、14年7月12日の2回戦で関学大が神戸戦(2-1)。