J1鹿島アントラーズは11日、公式サイトで11年から指定管理者を務めるカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)が、2020年東京五輪サッカー競技会場に正式承認されたと発表した。

 「このたび、7月10日にスイス・ローザンヌにて開催された国際オリンピック委員会(IOC)理事会において、茨城県立カシマサッカースタジアムが「茨城カシマスタジアム」との名称で東京オリンピックサッカー競技会場に正式承認されましたので、お知らせいたします」

 また庄野洋社長のコメントも発表した。

 「このたび、茨城カシマスタジアムが2020年東京五輪の会場に正式決定したことを受けて、大変光栄に感じております。クラブにとってもホームタウンの地域活性化、国際化が期待できる、素晴らしいニュースと言えます。鹿島アントラーズは、2006年から5年間、2011年からは10年間、同施設の指定管理者に指定されております。東京五輪の開催に向け、会場の指定管理者という立場から万全の態勢で臨むつもりです。また、スタジアムは東日本大震災で多大な被害を受け、復興を果たした施設での五輪開催に、大きな意義と責任を感じています。今後、大会が無事成功に終わるよう、スタジアムのさらなる機能強化や周辺環境整備が進むことを期待しております」

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(74)は前日10日、新国立競技場でサッカー競技を実施しない可能性があると明かした際、国際オリンピック委員会(IOC)理事会との電話会議を行った中で、サッカーの追加会場としてカシマスタジアムが了承されたことも明かしていた。