ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWポドルスキが初実戦デビュー戦で得点の起点となるなど活躍した。

 FW渡辺と2トップを組んで先発したポドルスキは、試合開始直後、左足でミドルシュートを放った。ゴール枠上に外れたが、試合開始からわずか17秒で見せた代名詞の左足シュートにスタンドは大いに沸いた。

 前半6分、神戸FW渡辺が先制ゴールを挙げた。MF小川のロングボールに反応。抜け出してペナルティーエリア内でボールを受けると、GKをかわして、角度のない位置からシュートを決めた。同34分には、ポドルスキがハーフウエーライン付近から絶妙なスルーパスを出した。走りながら受けた渡辺が2得点目を決めた。ポドルスキは予定通り、前半終了後、交代した。

 神戸は前半で挙げた2点を守り抜くことができず、後半終了間際に追い付かれた。その後のPK戦を4-2で制した。

 ベガルタ仙台は前半42分、FWクリスランが敵陣左で相手GKに倒され、絶好の位置からFKを獲得。三田のFKに、クリスランが頭で合わせて、ゴールを決めた。後半終了間際に、流通経大4年で来季の加入が内定しているFWジャーメインがPKを決めてPK戦に持ち込んだが、敗れた。