J1柏レイソルは28日、千葉・柏市内で約1時間30分の非公開練習を行った。3週間ぶりのリーグ戦再開となる30日の次節アウェー・ベガルタ仙台戦を前に、新加入の元韓国代表MFキム・ボギョン(27)のベンチ入りが内定。練習後に下平隆宏監督(45)が「ボギョンは遠征メンバーに入れる」と、先発か途中出場かまでは明かさなかったが、ベンチ入りすることを明かした。

 同監督は続けて「攻撃の部分は、まったく問題ない。彼が入るとテンポが出て、リズムが変わり、得点力が上がる。日本語も理解している。かなり期待している。逆に守備では、一斉にプレッシャーをかけにいくところで遅れる部分があるのが課題」と、攻撃面での加入効果の大きさを実感している様子だった。

 チームは中断前に鹿島アントラーズ、セレッソ大阪と上位対決で2戦連続で逆転負けしている。それだけにキムも「2連敗しているので次は非常に大事な試合。試合に出たら、1番はチームの勝利のために貢献したい」と力説。先発でも途中出場でも、どちらにも対応できるよう、心身ともに準備が整っていることを強調し、柏レイソルの一員としてのデビューを心待ちにしていた。