横浜F・マリノスは28日、横浜市内で約1時間30分の練習を行った。実戦形式の練習では、主力組の右サイドバックにDF松原健(24)が入った。

 3週間ぶりのリーグ戦再開となる、29日の次節ホーム清水エスパルス戦では5戦ぶりの先発が濃厚。累積警告で出場停止となって以降、ポジションを奪われた格好となっていた。その間の4試合はチームが3勝1分けと好調だけに、松原は「仮に自分が監督でも、チームの調子が良ければメンバーは替えないと思う。チャンスが来た時に、良いパフォーマンスを出せるようにと思って練習してきた。試合に出たら、DFなのでまずは守備で相手を0点に抑えるようにしたい」と、力強く話した。

 清水は前回対戦した5月27日にプロ初ゴールを挙げた相手でもあるだけに「攻撃参加も積極的にしていきたい」と、攻守で存在感を発揮し、再びレギュラー定着を目指している。「この間、試合に出る人は、出られない人の分まで、ちゃんとプレーしないといけないという思い知らされた。もう1度、初心に帰って頑張りたい」と、眉間に力を入れて語気を強めていた。