多くの日本代表やJリーガーを育てた鹿児島実サッカー部元監督の松沢隆司氏が11日夜、多臓器不全のため鹿児島市内の病院で亡くなった。76歳だった。

 66年に監督就任。代名詞ともなったマイクロバスの全国遠征など熱血指導で強豪校に育て上げ、全国高校選手権2度、全日本ユース1度の優勝に導いた。定年後も総監督として指揮したが11年に退任した。教え子にはMF遠藤保仁(ガンバ大阪)、MF松井大輔(オドラ・オポーレ)、前園真聖氏、城彰二氏らがいる。鹿児島市の玉泉院中央会館で12日午後7時から通夜、13日正午から告別式が行われる。