J1ベガルタ仙台は26日、アウェーでコンサドーレ札幌と対戦する。今季初の3連勝がかかっている。前節は6試合ぶりに複数得点をマークした。

 さらなる攻撃力向上へ、渡辺晋監督(43)は、新加入MF野津田岳人(23)に期待を込めた。

 試合前日の25日は実戦形式の練習を行わなかったが、24日に紅白戦を実施した。野津田は主力組に入りシャドーでプレー。加入後初先発が濃厚だ。指揮官は期待の新戦力について「我々が攻撃に入ろうといったところで、今全員がいい立ち位置を取ればボールは動くというのは、成功体験としてある。だが、なかなかうまく行かないときもある。それを打開するには、個の力に頼らざるを得ない局面も出てくる。そういう部分では、ガク(野津田)のところでボールが確実に収まれば、我々も攻撃態勢に入れる」と話した。

 さらに「あいつのいいところは、そこで終わりじゃない。前にも走っていけるし、ゴール前で足も振れる。非常に今の我々のチームに足りないものを、補ってくれている。期待感はあります」と高評価だった。

 野津田は「チームを勝たせて、いい波に乗りたい。3連勝のチャンス」と目を輝かせた。現在12位。有言実行となれば、巻き返しも加速する。